阿修羅 アシュラ

「不飲酒天」と訳している。(パーリ仏典においては意識堕落天ともいう)

これは以下の仏典のエピソードが背景にあり、それに基づいている。

マガタ国のマガという青年が膨大な功徳を積み、従者を引き連れて第二天界に転生した。
第二天界にもともといた神々がその徳を称賛し酒を勧めた。
しかし、マガ青年は従者に向かって
「この酒は飲むな。飲んで酔ったふりをしろ」と伝えた。
もともといた神々は、その酒を浴びるように飲み酔っ払って倒れて寝てしまった。
そこで、マガ青年は、自己の功徳の威力によって、酔った神々をスメール山の麓に投げ飛ばした。
スメール山の中腹まで落ちたとき、阿修羅となった酔った神々がこう言った。
「みんな、酒を飲むんじゃなかったな」

このエピソードの一端は「鳥の巣輪廻転生談」に見ることができる。